映画「ちはやふる」がレンタル開始!

2016年の春に大ヒットした映画「ちはやふる」のレンタルが9月21日、開始しました。

自宅でじっくりと広瀬すずが演じるちはやを見られる、素晴らしい時間ですね。

9月下旬の週末には多くのレンタル店で映画「ちはやふる」を借りる人たちであふれました。

「ちはやふる」を映画で知り、その後に漫画を全巻購入したキュレーションドットコムが映画「ちはやふる」の解説をいたします。

完全なネタバレなのでまだ「ちはやふる」を見ていない人は気をつけてくださいね。
(トップ画像:講談社

映画「ちはやふる〜上の句〜」の主な配役

綾瀬千早:広瀬すず
真島太一:野村周平
綿谷新:真剣佑
大江奏(かなちゃん):上白石萌音
西田優征(肉まんくん):矢本悠馬
駒野勉(机くん):森永悠希
須藤暁人(ドS):清水尋也
木梨浩(ヒョロくん):坂口涼太郎
原田秀雄(原田先生):國村隼
宮内妙子:松田美由紀

序盤で広瀬すずの千早ぶりが伝わる

「千年前、在原業平が詠んだ、激しい恋の歌」。

冒頭は千早がクイーン戦に臨む着物姿が映る。

本格的な物語はや太一が瑞沢高校に新入生として入るところから始まります。

千早が同級生たちをかるた部に誘い、競技かるたの凄みを見せつけて周りに引かれる。

千早の姉の千歳は原作と同様にモデルですが、劇中に出てくるマガジンの表紙では広瀬すずの実の姉で実のモデルの広瀬アリスも出てきます。

太一は学校の屋上で告白してくる同級生を振った。

その友人から「めっちゃ金持ちで、すんげえ頭良くて、スポーツ万能で、そのうえイケメンだからって調子こいでんじゃねえぞ!」と言われる。

序盤はわかりやすいキャラクターの紹介が続きますね。

最初の見所は屋上に閉じ込められた太一が、そこに飛び出してきた千早に出会うシーン。

広瀬すずの躍動感は原作の千早を全力で表現している。

公式動画でも採用されているシーンで「広瀬すずが千早になってんぞ!」という監督のメッセージが伝わります。

そして千早と太一のかるたバカを伝える序盤の会話。

太一「かるたより大事なもんできたんじゃねえの」
千早「そんなもんある!?」
太一「すごいな。お前、真顔で聞いたな」
千早「いや、マジで全然思いつかない」

広瀬すずが本物のかるたバカになっています。
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(画像:講談社

子役の3人がすごい

場面は小学生の時の千早、太一、新のシーンに。

この3人の子役がいかにも千早と太一と新っぽい。

映画では短いシーンなのに、小学生時代の3人の熱い友情が伝わってきます。

特に新役の少年のアラタっぷりは凄まじい。

新役は加部亜門という子役ですが、これは大化けの予感。

広瀬すずがガチであざができるほどかるたに打ち込んだ

千早の地方でのかるたの試合に展開は映ります。

この試合で優勝したら、太一はかるた部を作れと千早が強要する大会です。

ここでの広瀬すずのかるたの全力の試合っぷりはお見事。

現実に生きる広瀬すずは間違いなく漫画での綾瀬千早です。

さりげなく広瀬すずの足にあざがあるシーンが映ります。

これは原作でも言われている「足にあざができるぐらいかるたに全力」を「広瀬すずは本当にあざができるぐらいちはやふるに全力だった」と伝えたいのでしょう。

かるた部結成の流れは爽やか

映画では千早と太一が肉まんくんと出会い、かるた部結成のためにあと二人を誘う展開に。

広瀬すずが上白石萌音(かなちゃん)を校内で追いかけるシーンは大迫力。

そして上白石萌音も「かなちゃんの古典好き」の表現は完璧です。

屋上で広瀬すずと上白石萌音が会話しているシーンはまさに「千早とかなちゃん」。

広瀬すずは一つ一つの行動が大きく熱があり、上白石萌音は真剣ながら不思議な感じが伝わります。

映画を見てから原作を読み、再び映画に戻ると広瀬すずと上白石萌音の演技の素晴らしさがわかるのではないでしょうか。

瑞沢高校の競技かるた部結成、ドSの須藤登場

瑞沢高校の5人の競技かるた部での活動が続きます。

競技かるたの説明などをするものの、机くんは高校のルールで仕方なくかるた部にいるといって帰る。

それでも千早に説得されて机くんは瑞沢高校のかるた部の合宿に参加。

合宿のシーンでは太一と新が子供の時に試合をしたこと、太一が千早のために瑞沢高校に入ったなど物語の流れが簡潔にまとまっています。

そして合宿で強豪北央学園の須藤との対決。

ドSの須藤を演じた清水尋也も完璧に須藤さんです。

ヒョロ君役の坂口涼太郎は見た目は完全に原作のヒョロ君ですが、映画では出番は少なめ。

なお、合宿で須藤さんに負けた時の広瀬すずの表情は最高に可愛い。

瑞沢高校競技かるた部の青春

千早、太一、肉まん君が試合で惨敗して落ち込む。

そんな3人を机くんが分析したデータをもとに励ます。

かるたアプリを作った机くんのもと、瑞沢高校は競技かるたに向けて熱を入れる。

かるた部の5人が練習のために歩きながら素振りをしているシーンが流れますが、映画を見ている人はここで思わず素振りをしてしまうでしょう。

部活動は本格的になって体力作りのために山に登り、倒れそうになった机くんに手を差し伸べる千早。

青春か!

山の頂上で太一とかなちゃんが話すシーン。

野村周平と上白石萌音が漫画ちはやふるの太一とかなちゃんに見えます。

ちはやふる最高の名言が登場

太一は新から聞いた電話番号を千早に伝えらない。

その流れで「ちはやふる」の名言が映画でも出てきます。

太一は予選の前日の夜に原田先生の神社に訪れる。

太一は原田先生にかるたの大会で新に会ったことを話す。

映画では二人の会話をこう表現します。

太一「あいつ、すごかった、本当に。それでハッキリわかったんです」

太一「青春全部かけたって、俺はあいつには勝てないって」

原田先生「そりゃ、かるたのこと?」

太一「それもあるけど。新は千早を俺と二人のもんだって多分思ってる」

太一「それなのに俺、千早を追って瑞沢入って」

太一「かるた部作ったのだって、すこしでも千早のそばにいたかっただけで」

太一「別にかるたが好きとかそういうもんじゃ」

二人は分梅神社の前で会話を続ける。
そして映画での原田先生は話すのです。

原田先生「神様だの運だのを語っていいのは、やれることを全部やった者の特権なんじゃないかな」

原田先生「青春全部かけたって勝てない?」

原田先生「まつげくん」

原田先生「かけてから言いなさい」



上の句の主人公は机くん

競技かるたの東京都予選が始まる。

瑞沢高校かるた部は着物で登場。

かなちゃんのかるた部の入部の条件とは大会で着物に出場することだった。

東京都予選で瑞沢高校は初戦は3対2で勝利。

経験者の千早、太一、肉まんくんは勝つものの初心者の机くんは惨敗が続く。

試合に勝つために肉まんくんの発案で、準決勝では相手のエースに一番弱い机くんを当てる。

盛り上げる瑞沢高校競技かるた部で、仲間外れのようになる机くんはかるたへのやる気をなくしていく。

決勝を前に机くんは試合をせずに帰ろうとする。

机くん「数合わせだったんだろ!」
机くん「机くんしかいないとか、調子のいいこと言っといて、本当は誰でも良かったんだ僕じゃなくても!」

映画ちはやふる上の句での一番の名シーンです。

机くんが逃げようとして、太一が激励する。

ここは原作を超えたのではないでしょうか。

東京都予選の決勝ではみんなが光る

決勝は瑞沢vs北央。

瑞沢は試合前に5人の掛け声の「ミ・ズ・サ・ワ。ファイトー!」をしようとするも机くんが声を出さずチームワークが乱れる。

そんな状況で、千早は1枚のかるたを机くんに向けて弾き飛ばす。

「はなよりほかに しるひともなし」。

その歌は千早が仲間の強い絆だと言った歌だ。

千早が机くんを見つめ、太一や肉まんくん、かなちゃんも机くんの肩を押す。

感きわまる机くん。

太一は机くんが勝負に戻ってきたことを感じ、千早に自分のためだけのかるたをしろと伝える。

そして千早は髪をかきあげてかるたに集中する。

千早の目力は本物の競技かるたのトップ選手。

太一が「瑞沢、こっからだ!」と声をかけると机くんも「おう!」と声を出す。

そこから瑞沢高校の追い上げが始まる。

かるた強豪の北央学園に対し机くんが負け、かなちゃんが負けて瑞沢は追い詰められる。

しかし、千早と太一、肉まんくんはそこから奮闘。

まず肉まんくんが一勝。

千早は須藤の囲い手を破って勝利する。

これで瑞沢と北央は2勝2敗。

瑞沢高校で最期に残ったのは太一。

残った札は自陣に1枚ずつ残る「運命戦」。

今まで運命戦で自分の手札が出てこない運のなさを知っている太一は気付き、素振りを始める。

太一は相手の手札を強引に取るしかないと気づく。

原田先生は「こないとわかっていたら、取りに行け!」と励ます。

太一の気迫に対戦相手も怖じ気付く。

最終的に太一の運命戦は対戦相手のヒョロ君のお手つきにより、瑞沢高校の勝利に終わる。

最後に太一はつぶやく。

「千年前、在原業平が詠んだ激しい恋の歌。でも今の俺には『ちはしか見えない』」。



そして映画上の句は下の句へと続く

太一は新と電話をして、小学生の時の対戦でメガネを隠した話をする。

新たは太一に「お前は卑怯なやっちゃのう」と笑う。

そこで太一は千早が好きだ宣言し、かるたでも勝つと新に伝える。

そんな太一に新たは「俺はもうかるたはやらん」と伝える。

なんでや!?

映画「ちはやふる」の上の句はここで終わります。

映画「ちはやふる〜上の句〜」は神

映画「ちはやふる」の前編となる上の句は神です。

もともと漫画の「ちはやふる」の大ファンには物足りない部分があったかもしれません。

でも、映画を見て漫画のちはやふるを全巻買った人もいます。

広瀬すずの躍動感を見て漫画を確認し、競技かるたの世界を知った人は多い。

上の句では千早役の広瀬すず、机くん役の森永悠希が素晴らしかったですね。

映画のちはやふるを見れば、太一役の野村周平がフジテレビの月9の「好きな人がいること」で活躍し、新役の真剣佑がドラマ「仰げば尊し」に出ていて気になってしまうほど。

原作の大ファンからすれば批判する部分もあるでしょう。

原作と映画の違いについて突っ込むところはあるでしょう。

しかし、映画「ちはやふる」は劇場公開日よりも口コミで人気を集めていった実力派の映画です。

レンタルをして自宅で映画「ちはやふる」を見ればこう思うでしょう。

「映画館で見ればもっと感動した!」

これからも「ちはやふる」と「競技かるた」で盛り上がっていきましょう!