SBI証券、高速取引を巡って混乱 日経新聞の「覗かれる株注文データ」の報道日にシステムの設定時間を修正
SBI証券の売買取引で混乱が広がっている。
日経新聞は11月18日、SBI証券での取引手法について「覗かれる株注文データ 高速取引、個人に先回り」と報道した。
SBI証券が10月からSORに導入した「TIF(タイム・イン・フォース)」と呼ぶ注文執行の方法を利用する個人投資家には「高速で売買するHFT業者にその注文を見られて、注文を先回りされるリスクがある」という。
同日、SBI証券は「本日の一部報道について」とリリース。
日経報道について言及し「報道においては、『TIF(タイム・イン・フォース)』の設定時間が『100ミリ~300ミリ秒』との記載がありましたが、2019年11月18日から『0ミリ秒』としております」と公表した。
日経新聞は10月からリスクが顕在化したと指摘、SBI証券は日経報道のあった同日11月18日にシステムを変更したと発表した。