上場企業、31歳の社長を「威圧的態度」のため解職 取締役会で シライ電子





上場企業、31歳の社長を「威圧的態度」のため解職 取締役会で シライ電子

上場企業で異例の取締役会による社長の解職が発生した。

プリント配線板メーカーのシライ電子(6658)は3月14日、代表取締役の解職及び新代表取締役の選定を決議したと発表した。

社長解職の理由は「当社代表取締役社長の白井基治氏は、威圧的態度で適正な取締役会の議事運営を困難にし、監査等委員会の監査範囲の制約を始めとする重大な法令・定款違反を行う恐れが高まった」と上場企業としては異例の内容だ。

(リリース:代表取締役の異動に関するお知らせ

シライ電子のホームページの会社情報の「ご挨拶」は同日に「Not Found」となり見られない状態となっている。

会社法では、取締役会に出席した取締役の過半数が賛成すれば代表取締役を解任できる。

もっとも一般的な日本企業では代表取締役が形式以上の権力を握り、他の取締役が強固な反対をするケースは稀だ。

有価証券報告書を確認すると代表取締役を解職された白井基治氏は1992年生まれの31歳だ。

シライ電子の1番の大株主は社名と名前の被る「白井商事株式会社」で保有比率は14.59%。

上場企業の取締役としては異例の行動、発表によりSNSでは困惑の声が広がっている。




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