人種差別だと批判殺到 ミセスのMV「コロンブス」が炎上
人気アーティストのMV（ミュージックビデオ）に批判が殺到している。
３人組のロックバンド「Mrs. GREEN APPLE（ミセス・グリーン・アップル）＝愛称：ミセス」は６月12日、コカ･コーラのキャンペーンソングとなる「コロンブス」のMVをYouTubeで公開した。
公開翌日、「あまりにも人種差別だ」と非難する声が広がった。
【批判殺到の「コロンブス」】
MVではミセスのメンバーが貴族風な格好で小さな島に到着。
こ綺麗な家の中には多数の猿が存在している。
貴族の格好のメンバーは猿に音楽を教え、一緒に歌って踊る。
このMVの内容は、コロンブスによる先住民への差別を想起させる。
イタリアの探検家クリストファー・コロンブスはかつて、大航海時代に新大陸を「発見」した偉人とされていた。
一方、コロンブスは新大陸に上陸して先住民を捕まえ、奴隷にした。
さらに、コロンブスは「売れるだけの奴隷を送ろう」と目標を設定し、新世界の奴隷貿易の生みの親となったと批判する声が大きくなっている。
近年では米大陸での「先住民の虐殺者」とも言われており、米各地でコロンブス像を破壊する運動も起きた。
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