スカイマーク、再上場へ 東証に上場申請を実施
スカイマークが再び株式市場にやってくる。
スカイマークは10月30日、東京証券取引所に上場申請を10月25日に行っていたと発表した。
(スカイマーク公式:上場申請実施のお知らせ)
今後は日本取引所自主規制法人が上場審査を実施、東京証券取引所より上場承認を得られれば再上場となる。
上場の時期は現時点で未定。
スカイマークは2011年に国際線での成長を狙って欧州エアバスと大型機「A380」の購入契約を締結。
だがLCCとの競争激化で業績が悪化、A380の購入契約を解約したが巨額の賠償を迫られ2015年に経営破綻して上場廃止となった。
その後に投資ファンドのインテグラルやANAがスカイマークに出資して、経営陣を刷新。
インテグラル代表取締役の佐山展生氏がスカイマークの代表取締役会長となり再建を進めていた。
スカイマークの佐山氏、代表取締役でなくなる 新代表は40歳の西岡氏
スカイマークは同日、代表取締役及び取締役の異動を発表した。
(スカイマーク公式:代表取締役及び取締役の異動に関するお知らせ)
これまで代表取締役会長だった佐山氏は代表の肩書きが外れ、「取締役会長」となる。
この人事について佐山氏は「インテグラルの代表取締役である以上、上場申請企業の代表を兼務できない」と説明、「しかし、スカイマークへのコミットは今まで以上になると思います」と熱意を表明した。
一方、取締役執行役員だった西岡成浩氏に代表の肩書きが付き、「代表取締役専務執行役員」となる。
西岡氏はモルガン・スタンレー証券などで経験を積み2014年にインテグラルに入社、1979年生まれのため現時点で40歳だ。
役員の異動の効力発生日は2019年11月1日より。