空きスペース仲介サイトの「スペースマーケット」が新規上場 時価総額58億円 会議室からお城まで掲載するスペースの時間貸しプラットフォーム
空きスペース仲介サイト運営のスペースマーケットが株式市場に新規上場(IPO)する。
東京証券取引所は11月15日、スペースマーケットの上場を承認した。
有価証券届出書の想定発行価格(520円)で計算すると時価総額は58億円になる。
同社は会議室からお城まで、さまざまな種類のスペースを掲載するスペースの時間貸しプラットフォーム「スペースマーケットを運営する。
2014年4月にWebでのサービス提供を開始、2015年6月にはiOS版、2017年1月にはAndroid版のアプリをリリースした。
新規上場での主幹事は大和証券で、公募52万株(2億7000万円前後)と代表取締役の重松大輔氏による保有株の一部の売り出しなどがある。
一般的な投資家からの需要予測期間(ブックビルディング)は12月5〜11日で、上場日は12月20日。
【リンク】
公式サイト:スペースマーケット
EDINET:有価証券届出書
東証:新規上場会社概要
スペースマーケット、売上高は4期連続で大幅増益 最終損益は5期連続で赤字 年間での黒字は経験せず上場
【スペースマーケットの創業から上場期までの売上高と最終損益の推移(有価証券届出書より)】
スペースマーケットの業績は特徴的だ。
創業期の2014年12月期の売上高は350万円だったものの、大幅な増収を続けて前期となる2018年12月期には5億7800万円まで伸びた。
一方、利益を見てみると、最終損益は創業期から2018円12月期まで5期連続の最終赤字だ。
進行期の2019年1〜9月期(9ヶ月間)では、売上高が5億5000万円とすでに前期1年間なみ、最終損益は340万円の黒字だった。