実名型グルメサービス「Retty」が新規上場(IPO) 時価総額120億円規模、売上高は年間22億円
日本最大級の実名型グルメサービス「Retty」を運営するRetty社の新規上場(IPO)が9月28日、有価証券届出書などで公表された。
想定発行価格(1150円)で計算すると、上場時の時価総額は124億円になる。
2019年9月期の年間の売上高は22億円、経常利益は9900万円、純利益は1億5500万円。
2019年9月期の売上高のうち12%(2億6000万円)はぐるなびが占める。
2019年10月~2020年6月までの第3四半期の売上高は17億円、経常利益は2000万円、最終損益は4600万円の赤字だった。
新規上場の際に新たに株式を発行する公募は20万株。
一方で既存株主による売り出しは461万株で、オーバーアロットメントによる売り出しが72万株。
主な売り出し人はJAPAN VENTURESやWiL Fundなどのファンド。
上場日は10月30日でブックビルディング期間は10月15~21日。
主幹事は大和証券。
【Rettyの公募・売り出しの内訳(東証の新規上場会社情報より)】
Rettyは信頼出来る友人や好みの合う人から自分にぴったりな店を探すことができる世界を目指している。
サービスの語源は「おすすめによって人々を幸せにする」ことから「Recommend + Happy = Retty」。
会社は2010年11月15日に設立、2019年5月にサービスの月間利用者は4814万人まで伸びた。
新型コロナウイルスの緊急宣言で2020年5月には月間3020万人まで落ち込むも、2020年8月には4393万人まで回復した。
Leave a Reply