映画「ちはやふる 結び」の感想 広瀬すず=綾瀬千早
映画ちはやふる結び、見た。とにかく小泉徳宏監督が原作を大好きなんだなって伝わった。原作が完結していない中、俳優の年齢も考えて映画は完結をしなければならない制限があった。この状況で原作の要素を全て積み込むために、映画の1キャラに漫画の2キャラ分の性格、名言を盛り込んでた。見事。→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
原作をあまり知らない人からすれば「広瀬すず凄ェ!」に尽きるだろう。ちはやふる結びは完全に広瀬すずの独壇場。広瀬すず本人も「綾瀬千早」の役への思い入れは度々、口にしている。今回が最後の綾瀬千早とあって、命がけで望んだのだろう。演技をしているというよりも、広瀬すず=綾瀬千早→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
人気漫画の実写化は難しいと言われるが、広瀬すずは化物だった。実写化の王の藤原竜也、るろ剣の佐藤健は原作に恥じない演技をして名を高めた。だが、広瀬すずは原作を高める演技だ。
広瀬すずは綾瀬千早であり、綾瀬千早は広瀬すず。互いにプレッシャーをかて価値を高めた異次元の俳優。→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
ちはやふる結びは監督が原作を好きすぎた側面もある。漫画のちはやふるを揃えている人間ならば、今回の展開は読めた。
なぜなら、私たち「ちはやふるファン」にとって、望んでいた展開だったからだ。原作が終わっていない、映画の上の句と下の句の続編で最後のもう一本という制約を考えれば→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
この展開しかねえよな、っていうのはあった。ていうか事前の小泉徳宏監督や原作者の末次由紀先生のコメントを読んでれば「もうこれ、高校最後の大会であーじゃなくて、こーするんだろ!?」ってのはありましたハイ。
野村周平はそういう意味では得をしたかもしれない。真剣佑は損をしたかもしれない→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
高校3年生の大会の結末は読めた。でも、そうすると太一が部活を去る時の話をどうすんの、って問題はあった。ここは小泉徳宏監督は絶妙だった。漫画のような決定的な展開ではなく、うまく花野ちゃんを使ってその後の展開に結びつけやすいようにした。おそらく、監督の脚本の作り方はこうであろう→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
瑞沢高校の3年生の最後の夏の大会の展開は決めた、というか映画であるならそうするしかない。では、太一が部活を抜けるタイミングをどうするか?うーん、千早への告白の部分とかどうしよう、その後の展開も考えて。お、そうだ、そこは白黒つけずにグレーでいくってのは、って感じだろう→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
そのせいもあってだが、ちはやふる結びでは花野菫役の優希美青が準主役ぐらいの立ち位置になった。 優希美青って「ゆうき・みお」って読むのね、とても可愛かった。結びでは抜群の存在感だった。この子はこれから売れるだろう。筑波役の佐野勇斗は既に実績十分。→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
ちはやふる結びでの筑波は完全に原作で言う田丸翠だったね。筑波あり田丸であるという役どころは原作ファンだとちょっと混乱しちゃって損な役回りだったかも。映画オリジナルの我妻伊織というキャラは、ああなるほど、と。物語をうまくまとめるため、色んな人の要素を詰め込んだ、小泉徳宏監督の手腕→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
ちはやふる結びの問題点をあげるとすれば、原作しらないで上の句と下の句を見てない人は展開はやすぎて全く付いていけないところだろう。でも、それでいいのかもしれない。上の句と下の句の興行収入が15億円前後で、結びのほうが増えるとは考えにくい。だったら原作ファン向けに絞るのもアリか→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
ただ、この映画を終えたあと、誰に一番話を聞きたいかと言えば真剣佑、新田真剣佑だ。原作では最強クラスの綿谷新を演じた真剣佑。広瀬すずと同様に映画ちはやふるに熱い想いがあり、「真剣佑」時代から綿谷新の「新」の字をもらって「新田真剣佑」。映画全般で、真剣佑の出番少なすぎィ!→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
いやいやもちろん、原作でも新の出番は少ないんだけどね。それにしても展開を考えれば真剣佑は忸怩たる想いもあるだろう。広瀬すずや野村周平は「ちはやふる卒業」と言われても、マッケンだけは卒業したくなかったんじゃないか、続編をやりたいんじゃないか、マッケンに是非とも問い詰めたい→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
真剣佑がなぜ映画でこんな扱いになったのか。私にはわかる。それは、ちはやふるが「千早と新の物語」だったのが、「千早と新と太一の物語」に変わったからだ。これは原作者の末次由紀先生が明言している。太一が頑張ったから二人ではなく三人の物語になったのだと。そして、その影響は映画で色濃く→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
まさに映画では綺麗に「千早と新と太一の物語」になった。わかる。きっと、小泉徳宏監督は漫画の連載が始まった瞬間は見ていないのではないか。この漫画は途中から太一の活躍度が格段に増す。原作者が認めるように、漫画の中で太一が勝手に動き出し、頑張りだし、青春全てを懸けようと動き出したのだ→
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日
漫画を途中から見た人だと、最初のイメージから「漫画では太一がな、一番や(福井弁)」となってしまう。あの映画の流れを考えたら、小泉徳宏監督も私たち「ちはやふる原作の途中から大ファンになった組」と同じだろう。僕たち、私たち、俺たち、ワイたちの中では真島部長が一番なんです!
完結
— kaikei@FF外から失礼する2.0 (@CmKaikei) 2018年4月8日