朝日新聞社、不動産事業が命綱 メディア事業は116億円の赤字で不動産は24億円の黒字 2020年4〜9月期





朝日新聞社、不動産事業が命綱 メディア事業は116億円の赤字で不動産は24億円の黒字 2020年4〜9月期

朝日新聞社の経営の命綱が不動産事業である状況がますます鮮明になった。

朝日新聞社は12月11日、EDINETで2020年4〜9月期の半期報告書を公表した。

部門別の経営成績を見ると、メディア・コンテンツ事業は116億円の赤字で不動産事業は24億円の黒字だった。

【朝日新聞のセグメント情報、2020年4〜9月期】
・メディア・コンテンツ事業
売上高:1242億円(前期比21%減)
損益:116億円の赤字(前期は30億円の赤字)
・不動産事業
売上高:160億円(前期比26%減)
損益:24億円の黒字(前期比33%減)

(リンク:半期報告書-第168期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

メディア・コンテンツ事業では、朝日新聞長官発行部数が504万部と前年同期比から42万部の減少で採算がますます悪化。

新聞広告など広告関連収入も大幅に落ち込んだ。

一方、出版事業では「ゲッターズ飯田の五星三心占い2021」などが好調で、前年同期を上回った。

不動産事業はオフィスの賃貸で黒字は確保。

一方で、「コンラッド大阪」「ハイアットセントリックス銀座東京」などホテルは新型コロナウイルスの影響もあり、不動産事業全体では採算が悪化した。

朝日新聞は11月30日、決算短信で2020年4〜9月期のグループ全体での経営成績は公表している。

グループ全体での2020年4~9月期の決算は、売上高が前年同期比23%減の1390億円。

営業損益は92億円の赤字(前年同期は6億円の黒字)、最終損益は419億円の赤字(前年同期は14億円の黒字)だった。

【参考、2019年4〜9月期の朝日新聞のセグメント情報】




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