台風19号、金融機関の対応 通帳や契約書をなくしても応じるように日銀・財務省が要請
大型で強い台風19号「ハギビス」が日本に大きな被害をもたらした。
浸水により銀行の通帳や保険会社の契約書がなくなった場合はどうしたら良いのか。
日銀と財務省は10月13日、「令和元年台風第 19 号に伴う災害に対する金融上の措置について」を公表。
金融機関に対して災害被災者の被災状況に応じて、きめ細かく弾力的・迅速な対応に努めるよう要請した。
対象者は台風第19号で災害救助法が適用された各都県市町村内の被災者。
令和元年台風第19号に伴う災害に対する金融上の措置について(関東甲信越) https://t.co/xbwjaVPuuy
— 日本銀行 (@Bank_of_Japan_j) October 13, 2019
【日銀・財務省が金融機関に要請した主な内容】
銀行は通帳を紛失した場合でも、被災状況を踏まえた確認方法をもって預金者であることを確認して払戻しに応ずる。
届出の印鑑がなくなった場合、拇印にて対応する。
損傷した紙幣や貨幣の引換えに応える。
有価証券紛失の場合の再発行手続きについて協力する。
保険の契約書をなくしても、契約内容が確認できれば保険金等の請求案内を行うなど可能な限りの便宜措置を行う。