「ただしイケメンに限る」を新潟大学が研究 魅力ステレオタイプは服にまで及ぶ、特に女性の顔で
「ただしイケメンに限る」「可愛いは正義」などの言葉が学術的に立証されようとしている。
新潟大学は5月22日、人文学部認知心理学の新美亮輔准教授らによる、服の魅力を評価するときに服を着ている人の顔の魅力が影響する研究成果を発表した。
(新潟大学:「ただしイケメンに限る」は本当か?-女性の顔魅力は服の評価を変えるが男性の顔はそうでもない-)
同研究によると、Tシャツ自体は同じでも,高魅力顔が合成されている方が低魅力顔よりも,Tシャツが魅力的に評価された。
高魅力顔と低魅力顔の差は男性の時では小さかったものの、女性の時に大きかったという。
評価する側が男性でも女性でも結果は同じだった。
研究手法は事前調査として大学生の顔写真(男女)の中から高魅力顔と低魅力顔の写真を複数選出。
これらの顔写真を,さまざまな色・柄のTシャツを着た画像に合成した。
その顔とTシャツの合成画像を大学生(男性30名・女性30名)に1枚ずつ、7段階で評価させた。
直感的な第一印象を答えてもらうため、写真は1秒間だけ表示した。
論文タイトル:「顔の魅力が服の魅力評価に与える影響とその性差」
著者:新美亮輔・山田 真也
研究成果:2020年5月22日、日本心理学会の機関誌『心理学研究』(J-STAGE オンライン早期公開)に掲載
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