ワイ貧困の連鎖を断ち切る案③〜カンナみたいにね、命を削ってさ〜


ワイやで。

貧困の連鎖を断ち切る案、3Kプロジェクト(仮)の3回目の会議や。

前回の会議からちょっと時間がたった。定期的に会議を開かないとな。

前回までの会議のようす。

ワイ貧困の子供を救う案①〜高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな〜

ワイ貧困の連鎖を断ち切る案②〜胸に抱え込んだ迷いが、プラスの力に変わるように〜

まだアイデアを出し合う段階や。

何も限定せず考えるんやで。現在の目的は、

・貧困の連鎖を断ち切るベストな案を考える

・かわいそうだから子供を支援するのではなく、社会全体の発展に寄与するから貧困の連鎖を止める

・完成案をNPやってる政治家、学者に提出する

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さて、今回のテーマは2つ。

今まで頂いたお手紙の振り返りと、教育再生実行会議の第八次提言についてや。

なお、今後もワイ宛てに貧困の現場のお手紙をお待ちしておるやで。

kaikei.cm@gmail.com

◾️貧困の現場が壮絶過ぎィ!

いくつかお手紙を頂いたのやが貧困の現場が壮絶過ぎィ!

お手紙読んでてよくこの人は今まで生きてこれたな、って人もいたわ。

ワイら普通のNP民には想像もつかない世界が日本の貧困の現場にはある。

国からその存在が認められずに生きてきたとか漫画の世界かと思ったわ。

高校生がアルバイトすると世帯収入に参入されて生活保護費の返還義務が生じることもあるようや。

部活代に使うのはOKやけど生活費はダメとかゴミ制度もあるもよう。

アルバイトしてもクズ親に金を没収されるから2つバイトした人もおるやな。

地方の経済状況が厳しいから簡単に貧困の連鎖に陥りやすいお話もあった。

ちな、NP民以外からもお手紙を頂いたんやで。

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◾️貧困の現場には情報が足りない

何だかんだ言って日本には貧困層を救うための色んな制度がある。

お手紙を通じて思ったのは貧困の現場にいた人たちは国の社会保障制度を知らなかった人が多い。

親が知らない、動かないという場合がある。クズ親の場合は子供が自主的に調べて動くのは難しい。

国がどれだけ素晴らしい制度を作っても貧困の現場に届くかどうか。

貧困の連鎖を止める制度を作りました、だけでは意味がなさそう。

壮絶な貧困の現場にどうやってその制度を届けるか、運用していくかが重要な気がしてきた。

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◾️教育再生会議の第八次提言について

国がどんな動きをしているのか確認は必要やな。

政府の教育再生会議が2015年7月8日にまとめた「教育立国実現のための教育投資・教育財源の在り方について」(第八次提言)を見てみる。

大きなテーマは国の成長に向けた教育投資の必要性のアピールや。綺麗事は省いてまとめよう。

幼児教育を無償化するのに1兆円

高校の教育費負担の軽減に5000億円

大学の奨学金の充実や大学の授業料負担軽減に7000億円

学校が地域社会の中核になるため、国公私立学校の整備に1兆8000億円

これらの投資のための財源は以下。

既存の制度の見直し、寄付金税制をもっと活用、消費増税の一部を教育にもクレ、世代間の配分の見直し。

これらでも無理なら税を通じた税源確保を検討。

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提言は良いと思うで。でも財源の部分がすっごい雑やな。

ここでハッキリと「高齢者の年金支給額を減らせ!健康保険の負担割合を引き上げろ!」って言わないから絵に描いた餅になるんじゃねえの。

◾️国が見事な案を作っても現場に届くのか?

教育再生実行会議でも、新しい制度が現場に届くかどうかが言及されている。

2015年7月8日の教育再生実行会議の議事録を見てみよう。

漆委員「現場の目で見ると、紙の上では横串が通っているように 見えても、実際には動かないことがたくさんある」

貝ノ瀨委員「2年半にわたる会議や地方への出張等を振り返って考えると、やはり現場に近いとこ ろほど教育再生実行会議の各提言の理念がしっかりと浸透していないと感じる」

武田委員「各提言により設計図を描いたが、それが現場へ伝わる 心の熱さが薄まっていき、現場との距離感を感じてしまうことも事実である。」

加戸委員「このような第八次にわたる提言は、出されただけで余り読まれないことが多い(ダイジェスト版などを配布すべき)」

みんな不安で一杯のもよう。

現場感や、現場感が大事やろ。

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◾️まとめ

きょうの会議は間が空いちゃったから開いたんやで。

ワイ、この一ヶ月で日本の貧困層への感覚がガラっと変わったやで。

世界で見て豊かに見える日本だからこそ貧富の格差の実態に気付きにくいのかもしれん。

引き続き、現場の声を求む。


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