おっさん〜有史以来あらゆる重要な舞台に登場し、人類の歴史に干渉してきた謎の組織〜





おっさんブームが到来「おっさんずラブ」「さよなら、おっさん。」

「おっさん」ブームが止まらない。

テレビ朝日が2018年4〜6月に男性俳優の田中圭と吉田鋼太郎、林遣都が恋愛するドラマ「おっさんずラブ」を放送して話題になった。

6月下旬には経済アプリ「ニューズピックス」が「さよなら、おっさん。」などと広告を打ち出して議論を呼んでいる。

おっさんとは誰のことか。

三省堂の大辞林はおっさんについて「中年の男性を呼ぶ語。元来は親しんでいう語」と定義している。

そして、2018年初夏に起きたおっさん論争を1990年代に予言した驚異の書物がある。

週刊少年サンデーで連載していた「神聖モテモテ王国」だ。


(神聖モテモテ王国、ファーザー 小学館より)

同書は、おっさん(原文では男)の影響力をこう評価した。

「有史以来あらゆる重要な舞台に登場し、人類の歴史に干渉してきた謎の組織…男。米国歴代大統領の全てが男だったとも言われている」

おっさん、人類の歴史に干渉してきた謎の組織の影響力は根強い

現代日本では政治家や官僚の多くはおっさんであり、上場企業の社長にいたってはほぼ全てがおっさんである。

おっさんは日本の歴史のあらゆる重要な舞台に登場して歴史に干渉してきた謎の組織であり、その影響力は根強い。

しかし、日本では1999年施行の男女雇用機会均等法により、男性と女性を同様に扱う企業が増えた。

いろんな問題を抱えながらも、新卒から男女平等で始まった新世代では同期の男性より出世する女性も出てきた。

例えば男の職場のイメージの強かった鉄道会社でも、JR東日本では車掌の4割が女性になり駅長になるケースもある。

男女平等であるからこそ、仕事の経験が浅い人間をいきなりトップにあげることは難しいため平均的に女性が大企業のトップにたどり着くのは時間がかかる。

だが、総合商社でも女性は男性と同等の仕事をして海外の長期出張をこなすなど、日本企業もゆっくりではあるが変わってきている。

「男性は仕事しろ、女性はダメ」「おっさんは使えない、若い女性はポテンシャルがある」などと、性別や特定の年齢層を差別しない世の中が広がっていけば、「おっさん」がパワーワードでなくなる日もやってくるだろう。





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