アユニ・Dのソロプロジェクト「PEDRO(ペドロ)」のおすすめ曲、5選 歌詞の世界観は深い

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【トップ画像は漫画家・西アズナブル氏の提供(@nishi_aznable)】




BiSH新規がアユニのソロプロジェクト「ペドロ」でまず、何を聴けば良いか?

アイドルが自身で描く歌詞の世界観は深い。

楽器を持たないパンクバンドとして注目を高めている女性アイドルグループ「BiSH(ビッシュ)」。

BiSHの6人のメンバーのうちの1人、アユニ・Dはその整った顔立ちから女性ファンも多い。

そのアユニのバンド形式のソロプロジェクトが「PEDRO(ペドロ)」だ。

2019年10月の人気番組「アメトーーク」の「BiSHドハマり芸人」でBiSH、ひいてはアユニに興味を持った「アメトーク新規」はペドロでどんな曲を聴けばいいのだろうか。

経済誌キュレーションドットコムがおすすめの5曲を紹介する。

等身大のアユニを堪能 「GALILEO」

【歌詞の世界観】
「私たちは世界を変えられるような天才じゃなくて、凡人だよね。楽しくいこうぜ」

等身大のアユニを堪能できるのが「GALILEO」。

公式がYouTubeでライブ映像をフル公開した。

アップテンポの曲で小気味好いドラムがアユニの歌声を支える。

ペドロの歌詞はアユニと音楽プロデューサーの松隈ケンタ氏と渡辺淳之介氏が共同で担当していることが多いが、GALILEOはアユニの色が濃く出ている。

「ガリレオの苗字はきっとガリレイ」、「アーノルド・シュワルツェネッガー 技名かな」などの言葉はおっさんが生み出せる言葉ではないだろう。

また「アユニ汁」と言われるほど汗っかきなアユニだからこそ、「滝汗でしにそうだ 気が狂いそうです」という言葉にも実感がこもる。

Spotifyで一番人気 「自律神経出張中」

【歌詞の世界観】
「おっさんに何か言われるても、しったこっちゃねえ」

音楽ストリーミングサービス「Spotify」において2019年12月時点で一番人気なのが「自律神経出張中」。

軽やかなギターのフレーズが味わい深く、1980年代の日本のロックバンドの空気を感じる。

見知らぬおっさんに「何その妄想おかしいよ」「何それ良いと思ってんの」と言われ、アユニがそのまま「うるせえな」と答えて逃げ回る歌だ。

アイドルど真ん中の可愛らしいルックスを持ちながら刺々しさを持つアユニらしい曲。

BiSHのメンバーであるセントチヒロ・チッチはアユニが作り上げる歌詞について「吐き捨てるような世の中に対してのヘイトな部分と、それでも人懐っこく、しがみついちゃう少女みたいな感じ」と述べている。

PEDRO特集 セントチヒロ・チッチ&モモコグミカンパニー(BiSH)

アイドルという存在は操られているのか? ペドロの代表曲「NIGHT NIGHT」

【仕事に追い込まれた漫画家が思わず趣味で描いてしまうほどアユニ・Dには深い魅力がある】

【歌詞の世界観】
「誰が世界を支配しているか知らないけど、それは置いといて君と一緒にいたい」

ペドロの代表曲とも言えるのが「NIGHT NIGHT」。

公式がYouTubeで配信している動画においては、2019年12月時点で一番人気だ。

いわゆるシングルのA面にあるようなメジャーな曲調。

「一体ここは何処のどんな奴らに この世界は操られているのかね」とアイドルのアユニが歌い出すのが特徴的だ。

アイドルの世界を操っているのは誰だろうか。

AKB48グループのファンであれば秋元康、モー娘。のファンであればつんく♂を想像してしまうだろう。

ただ、成功しているアイドルはそんな支配者に抗う強さも持っている。

「お兄たんズ」には避けて通れない 「甘くないトーキョー」

【歌詞の世界観】
「北海道から東京に来てアイドルして大変だけど、何とか生きる」

アユニのファンの名称は「お兄たんズ」と言う。

その「お兄たんズ」にとって避けて通れないのがペドロの「甘くないトーキョー」だろう。

曲自体は3分15秒と短く、アニメのエンディングテーマのような緩やかな曲調だ。

上述したようにペドロの歌詞はアユニと2人のプロデューサーが担当している事が多いが、この「甘くないトーキョー」の作詞は「アユニ・D」名義の1人。

他人の干渉なくアユニは1人で描いて、こう歌う。

「何を頑張ればいいか わからなくなっても ただ辛くならないように 朝を迎えられるように」

アユニのファンなら想像できるのではないだろうか。

北海道札幌市からBiSHに加入するため東京にやってきて、先輩メンバーのチッチやアイナに追いつこうとレッスンに明け暮れてもがく苦しさを。

BiSHに慣れてきたと思えば、ソロプロジェクトを任されて忙殺される日々を。

アユニのこれまでの背景を知れば、「甘くないトーキョー」の歌詞は深みを増す。




100年後みんな死んでしまうのにね 「うた」

【歌詞の世界観】
「人はどうせ死ぬじゃん。どうにかなーれ」

アユニらしいバラードと言えるのが「うた」。

ゆっくりとした曲調で、サビでは悲しげにこう歌い上げる。

「100年後みんな死んでしまうのにね どうせなら羽目外したかった」。

この曲も作詞の担当は「アユニ・D」の1人。

「人はいつか死ぬ。だから今を頑張ろう」というテーマは世界中に溢れている。

ただ、アユニはこの「うた」で「羽目外したかった=頑張ればよかった」と過去形で表現した。

そう。

過去を悔やむ事は無意味ではなく、だからこそ未来を頑張ろうという意志にも繋がる。

また、「人はいつか死ぬ。だから今を頑張れば良かったなあ」という死者の後悔にも見える言葉を紡ぐことで、より人の気持ちに訴えかける作りになっている。

宴を浮き世で! 「猫背矯正中」

【歌詞の世界観】
「この辛い世界で楽しく生きていこうよ!」

猫背のアユニが背筋を伸ばそうとするのが「猫背矯正中」。

もちろん文字通りの意味ではなく、「猫背=下を向きがち」を「矯正する=前向きに」という意味合いが強いのだろう。

歌い出しにもあり、何度も繰り返されるフレーズが「宴を浮き世で(うたげをうきよで)」。

「浮き世」とは「つらい世の中・はかない世の中」の意味だ。

つまり、「宴を浮き世で」と言う歌詞を直訳すれば「この辛く儚い世界で、楽しく生きていこうよ」となる。

アユニの歌詞には、若い人間の抱える死生観が色濃く出ている。

全体の曲を通して、アユニはこう問いかけているのではないだろうか。

誰かが支配しているこの世界で、私たち凡人はウザいおっさんに何か言われるけど気にしてもしょうがない。

何を頑張ればいいかわからない時があっても、どうせ100年後には、みんな死んでしまう。

辛い世界だけど、楽しく生きていこう、と。



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