箸の持ち方、ダルビッシュなど論争が勃発 かつてはフォークの裏にライスを乗せるマナーも





箸の持ち方、「少年革命家 ゆたぼん」からダルビッシュ氏まで議論

箸の持ち方、マナーについての議論が白熱している。

11歳の「少年革命家 ゆたぼん」の箸の持ち方への指摘が沸き起こり、その批判もおかしいという批判も紛糾。

混乱したところに、プロ野球のダルビッシュ有投手が一連の流れに疑問を投げかけた。

同時に、ダルビッシュ氏は自分の箸の持ち方が良くないと告白。

すると、箸の持ち方やマナーについての意見がダルビッシュ氏に向かって集中した。

本誌の編集長、kaikeiも小学生時代、ダルビッシュ氏と同じ箸の持ち方をしていた。

それと同時にかつての謎のマナー文化も思い出す。

そう。

高級な洋食店では、フォークの裏を使ってライスを食べるという作法だ。

一時期流行した、謎の作法についてのkaikeiのツイートには、ダルビッシュ氏も思わず反応して笑顔になった。

フォークの裏でライス 正しいとされたマナーの歴史

40代より上の世代では「洋食の高級レストランでは、ライスをフォークの裏にのせる」というマナーを覚えている人も多いだろう。

マナー業界の専門家の意見をまとめると、こういう歴史だ。

日本のライスは欧米料理に存在せず「欧米式料理+ライス」という組み合わせがマナーの作法の範囲に無かった。

メインディッシュの肉・魚料理を食べるときはナイフが右手、フォークが左手。

料理を前にして右手と左手を持ち替えるのは失礼というマナーがある。

イギリスでは豆類をフォークで少し潰し、そしてフォークの裏側で食べていた。

この英国流マナーを日本式に置き換えて、フォークの裏側でライスを食べる事をマナーにした。

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フォークの裏でライスを食べる歴史 テーブルマナー委員長「フォークの背に料理をのせて食べるのはやめたい」

実際に1990年代ごろ、ある高校の修学旅行のマナー教室では「洋食に出るライスはフォークの裏で食べる」というマナーを教えていた。

それから30年、グローバル化が進み企業も食文化も融合を遂げてきた。

現在も本格的なコース料理では左右にフォークを持ち替えるのはマナー違反との考え方は存在する。

一方、フォークの裏でライスを食べる方式はメジャーではなくマイナーになった。

現在では右手でナイフ、左手のフォークの表側でライスを食べるのが一般的だ。

日本ホテル・レストランサービス技能協会のテーブルマナー委員長の山口勝氏は「フォークの背に料理をのせて食べるのはやめたい」とまで指摘する。

(日経新聞、2014年「フォークの背に料理のせないで 洋食マナーの基本」)

マナーは時代と共に変化する。

ダルビッシュ氏も興味をもった、フォークの裏でライスを乗せるマナー。

さしずめ、フォークボールの裏側はライズボールと言ったところだろうか。


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