小規模ライブハウス団体が声「まず、ガイドラインを出してアップデートしていくべき」「自分たちも反省」





小規模ライブハウス団体が声「まず、ガイドラインを出してアップデートしていくべき」「自分たちも反省」

新型コロナウイルスでの影響が大きい小規模なライブハウスが声をあげた。

東京都は6月11日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請について、19日に全面的に解除すると発表した。

もっとも、感染リスクが高いとされるライブハウスなどでは感染防止策が必要となる。

これについてフジテレビが運営するニュースサイト「FNNプライムオンライン」は6月12日、「観客は無言 握手は毎回消毒 ライブハウス新基準」と報じた。

政府がまとめたガイドラインでは「出演者と客の間を2メートル空ける」「客同士は1メートルのソーシャルディスタンス」などを求めるという。

フジテレビの報道に対して、小規模クラブハウスの業界団体である日本音楽会場協会の阿部健太郎氏が「このFNN報道は正しくありません」と反論した。

阿部氏はフジテレビの報道前に、YouTubeで「ライブハウス・音楽会場【ガイドラインはもう限界です】20200612」でこれまでの流れを解説している。

これまで小規模のライブハウスはバラバラで東京都も連携を取りようがなく、ガイドラインの作成など現実的に無理だった。

個別にライブハウスの運営者が東京都の職員に電話でクレームを入れていたという。

作曲家・ドラマーでライブハウスを運営してきた阿部氏は「ほかの業界さんから見れば稚拙な集まりだった」と現状を反省し、小規模ライブハウスのガイドライン作りに動き出した。

阿部氏は東京都のライブハウス再開でのガイドライン作りに奔走、内閣府のガイドライン会議などにも何とか参加させてもらうがガイドラインは公表されてこなかった。

6月12日に公開した動画で阿部氏は「ルールが出るまで営業しない、そのまま続くならば店を閉じるという覚悟の小さい会場がある」と現状を説明。

まずは小規模ライブハウスが運営するためのガイドラインを出して、アップデートしていくべきだと主張した。

阿部氏は今回の動画を公表することで、今後のガイドライン作成の会議に呼ばれないかもしれないと覚悟を示した。

一方で、厚生労働省の官僚が激務に苦しみながらプライベートの時間を割いて、阿部氏の動画を見て小規模ライブハウスの現状を勉強している姿勢に感謝を述べた。







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